三重就職NAVI

2025

就活ガイド

面接

面接の種類について

どのような業種でも、どのような従業員規模の企業でも、選考手段として活用されているのが面接です。

「面接」と言っても、複数人の面接官によって、一人の学生に対して行われる個人面接と複数人の学生に対して行われる集団面接があります。

応募者が急増している中でも、できる限り多くの学生と話したいと考える企業においては、集団面接を利用したり、集団面接時に入室させる学生数を増やしたりして対応しているようです。また、適材を見抜くために、複数人のグループでテーマに沿った討議をして結論を導き出すグループディスカッションを選考方法に利用する企業が増えています。

採用選考の種類を意識した対応を

個人面接、集団面接、グループディスカッションなど、選考方法を変えているということは、企業がそれぞれの方法で「見抜きたい」「見抜くことができる」と考えているポイントが異なるということを意識して対応することが大切です。

個人面接は、最も会話を深めることができる面接なので、あなた自身の力や価値観、熱意を見抜くための面接となります。グループディスカッションは、仕事の進め方、課題解決力、そしてチームワークを見抜く方法と考えられます。

「グループディスカッションは、リーダーシップを発揮すること!」と思い込んでいる人が多いですが、決してそれだけではないことを理解し臨んでください。

好印象を持たれる受け答え

「面接はどうも緊張するから苦手」という人も多いことと思います。就職という人生最大の試練がかかっているのですから、緊張するのも当然ですよね。なるべく普段から面接の練習をするなどして、自分らしさをアピールできるように訓練を。面接官の話をしっかり聞くなど、基本的なマナーを守りながら真摯な態度で臨みましょう。

待合室で

面接は既に待合室から始まっています。会社によっては、待合室でのあなたの姿をチェックしているところも。待ち時間だからと気を抜かないようにしましょう。だらしなく座ったり、大声でしゃべったりせず、静かに待つようにしましょう。なお、待ち時間を利用して、さりげなく身だしなみのチェックをしたり、エントリーシートや履歴書に書いた内容を頭の中で整理しておくと、落ち着いて面接にのぞめるでしょう。

入室時の注意

面接で意外に「失敗!」ということがあるドアのノック。緊張のあまり大きな音で、扉を叩きすぎたりすることのないように、日ごろからノックの練習もしておくといいでしょう。ノックは、2~3回扉を叩き、ノックした後、すぐに扉を開けるのではなく、中から「どうぞ」という返事があってから開けるようにしましょう。入室からイスに座るまでの立ち姿、歩く姿ももちろん面接官に見られています。背筋は伸びているか、顔は正面を向いているか等の点を意識してふるまいましょう。

おじぎと着席

ビジネスにおける取り引きの場面では、お辞儀に始まりお辞儀に終わると言っても過言ではありません。面接試験の時のみならず、社会に出るための心構えとして、美しいお辞儀を身につけておきたいものです。お辞儀には、上半身を傾ける角度によって「会釈」「敬礼」「最敬礼」の3種類があります。このうち面接時には、上半身を約30度傾ける「敬礼」を使います。面接時にお辞儀をするのは、主に「入室時」「イスに座る前」「面接終了時」「退出時」美しいお辞儀のポイントは、上半身を倒したら、そのままの姿勢で一呼吸置くこと。

イスに座るときは、イスの横に立って、お辞儀を行い、氏名や出身校を伝えます。すぐに着席するのではなく、面接官が「どうぞ」と声をかけるのを待ってから座るようにしましょう。背もたれに寄りかからず、きちんと正面を向き、女性の場合は、膝が割れないように注意します。男性の場合、手は軽くこぶしを握り両膝に、女性は、両手を重ねて膝の上に置くと、好印象です。なお、注意したいのが時間に経つにつれて、崩れてくる姿勢。もちろん、姿勢もチェックされているので、面接が長引いても、最後まで姿勢を崩さないよう気をつけたいものです。

好印象を与えるには?

緊張感が漂う面接の場では、自分を良く見せようと力んだり、つくり笑顔になってしまったりしがちです。相手に好印象を与える一番のポイントはやはり自然な笑顔。どのような笑顔がいい印象を与えられるか、日ごろから鏡を見て練習したり、家族や友人にチェックしてもらうようにしましょう。

また、面接中に注意するポイントとして、顔はしっかりと正面を向くように。伏目がちや上から見下ろすような目線にならないように。あちこちを見回すのも落ち着きがないようにとられます。

また、緊張すると意識しなくても日ごろのクセがでてしまうことも。髪を触ったり、貧乏ゆすりをするなど、日ごろからのクセを出さないよう注意が必要です。

言葉づかい

言葉づかいも面接における重要なポイントです。ただでさえ緊張する場面で、付け刃の言葉づかいでは、自分の話したいことがスムーズに出てこない可能性も。

日ごろから「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の違いをしっかりと認識し、正しく美しい言葉づかいで話すよう心がけたいものですね。「見れる・食べれる」といった「ら」抜き言葉も、年配の方と話すことが多い面接では、使わないようにしましょう。

また、誰でも緊張すると早口で話す傾向にあります。早口になりすぎないよう、ゆっくり目に話すことを意識するといいでしょう。